1・22 田舎の暮らし (2012/01/23)
知人に郊外の農家に連れて行ってもらった。家の敷地内に入ると、犬がいることいることぞろぞろと出てきた。小さな犬から大型犬ロットワイラーまでがワンワン吠える。さすがに大型犬になると迫力満点で座った目でにらみつけられると、思わずあとずさりしてしまう。 この家では1年の間に2回強盗に入られたらしい。1度は家に入ろうとしたが、犬がいたために、鶏舎の鶏だけ盗んでいったとのことだった。ここ数年、特にサンパウロ近郊での農家嵐の強盗が多く、その対策に大型犬を飼う農家が多い。モノを盗んでいくだけならともかく、殺人まで犯すような凶悪犯がいるから、農家としても必死である。こういうところだったら、あの凶暴なピットブルでもいいだろうと思うが、田舎では何故かピットブルを見たことが無い。 日系農家だったから、犬たちは日本人には友好的らしいが、頭を撫でるところまではできても、さすがにカメラは出せなかった。もし拳銃と間違えられたり、おかしなものをを向けられたと思い、襲ってくるのが怖かったからである。 日本への出稼ぎが全盛の頃は、日本人の農家が狙い打ちされたこともあった。空港からつけてきたり、かえってきた噂を聞きつけて、強盗に入り、家族全員惨殺なんていうような痛ましい事件があいついだ。 僕もいつかは田舎の庭の広い家に住んで犬や動物たちを好きなだけ飼いたいとは思うのだが、やはり強盗が怖いしお金もないのでちょっと無理であろう。
|