1・23 アラブバール (2012/01/24)
市営市場がある地域は、25・デ・マルソと呼ばれ、サンパウロ最大の問屋街である。この地域には、昔からアラブ系の人々が多い。今は中国人が入り込み、密貿易でいれた電気製品や海賊商品を安い値段で売りさばくようになったため、モノを安く売っている場所=25・デ・マルソという図式ができあがっている。 最近、メルカードでの買い物の帰り、新しくあいたアラブ系のバールがずっと気にかかっていた。外からのぞくと、アラブのおかしや、パン、チーズなどが売られているのが解ったので、入ろう入ろうと思っていた。僕はけっこう保守的な人間なので、新しい店の開拓などは苦手である。それが、今日は、突然、毎週飲むカウド・デ・モコト(牛の足スープ)が嫌になってしまいしまい、思わずこのアラブ系のバールに入ってしまった。 エスフィッファとエザッタというゴマとハーブをのせて焼いたモノとコーヒーを頼んだ。10レアル(500円)ほどかなと思っていたら、食べながらふと入り口をみると、セールで11時まで5レアルと書いた紙がはられてあった。多分、客を呼ぶためなのであろう。 エスフィッファは羊の肉を使った本格的なものでおどろいた。エザッタはわけもわからず、たのんだモノであったが、一口たべるとゴマの香ばしいさが口に広がり、結構おいしかったが僕には少々しょっぱかった。 ガラス棚には、キビクルー(生ひき肉)やひき肉をブドウの葉でくらんだものが、見本としておかれていたので、昼飯などでは、これらの本格的なアラブ料理もたべられるのであろう。こんど、また機会があったら食べてみようと思っている。 さすが人種のルツボサンパウロである。最近、アフリカ人やハイチの人々もかなり流入しているようだから、きっとアフリカ料理の店なんかもセントロを探せばあるだろう。探索しなくては!
 | エザッタとコーヒー、さらにエスフィッファがついて5レアル。 |
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