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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
1・27 大変なこと [画像を表示]

1・27 大変なこと (2012/01/28) 今日は1日中雨が降り続く。じとじとしとしと良く降る。まるで日本の梅雨のようだ。テレビのニュースでは、リオのビルの崩壊の救出作業が流されている。崩壊の理由はいまだはっきりしていないようだが、ガスモレ、あるいは、行われていたフロアーの改修工事ではないか、といわれているが実際はどうなのだろう? この崩壊でビルが3棟ドミノのように崩れ落ちた。ブラジルのビルは隣のビルとピッタリくっついて立てられており、1棟が倒れると、それこそドミノのように倒れてしまう。もし、地震でも起きれば、それこそ壊滅状態になるだろう。そういえば日本のビルはどうだっただろう、と考えている所に電話が鳴った。
 電気会社かれで、2年前に未払いになっている電気代を払え、というものだった。それは、2年前に友人と一緒に借りた家の最後の電気代で、おそらく僕たちが出た後にとどいたものだろう。しかし、それが今更・・・。
値段を聞くと20レアル(1000円)だという。20レアルなら払うのに全く異議はないが、2年もの間についた罰金が怖かった。
「20レアル払うのは問題ないけど、罰金はどうなるの?」恐る恐る聞いた。「20レアルだけで、罰金はついていないわ」その言葉を聴いてホッとした。2年分の罰金なんて、考えただけでぞっとする。
 電気代を含めて公共料金で怖いのが、払ってあるのに、払ってないという連絡が1年、2年後の忘れたときに来る場合があることである。銀行業務の人間が、数字を打ち間違えたり、システムの故障でそういうことは、ここブラジルでは十分ありえる。こういったことがおきても問題ないように、支払い済みの領収書はかならず2年はおいておかないといけない、といわれている。領収書だけでも、あっという間にダンボール1箱になってしまう。それを2年もおいておかなければならないなんて、考えられないことである。しかし、信じられないことがおきるのがブラジルである。何が起こってもおかしくない。そういうハプニングが起きても、対処できるように、なんでも証明書は大切にとっておかねければならない。整理整頓が苦手な僕には大変なことである

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降り続く雨で、道ゆく市民の足どりも重い


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