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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/03/31)
1・31 予防注射 [画像を表示]

1・31 予防注射 (2012/02/01) 1年に1回の予防注射を射ちに犬たちを獣医に連れていった。毎朝散歩をしているのに、昼間のお出かけのためか、2匹とも興奮しきっている。時間が変わるだけで犬たちがこれほど興奮するとは思いもよらなかった。
 30分かけて、カンカン照りの道を歩く。犬たちも10分も歩くと舌を出して暑そうである。家の直ぐ近くにあるペットショップに行くと、数日前に聞いた値段と25レアルも違っていたので、ムカッと頭にきて今まで注射をしていたペットショップにいくことにしたのだ。その代わり30分も歩かなければならない。こういうときに、頭の固い自分に辟易する。慣れた獣医が居る所がいいのだ、と自分を慰めながら歩く。
 診察室に行くと、注射に感づいた犬たちはそわそわしている。まず、憶病モノのニンジャから。ニンジャは観念したのか、診察台の上で、僕のわきの下に首を突っ込みじっとしている。ささっと2本の注射が打たれ終わり。続いてアズミ。台にのせるとプルプル震えている。他の犬には我を忘れて向かっていくほど気が強いのに、こういうときにになると途端に気が弱くなってしまう。獣医もアズミの気の強さをしっているので進んでは触ろうとしない。僕ががっちり抑えて注射を終える。2匹は早く家に帰りたいようで、お金を払う間もキュンキュンないてうるさい。1匹75レアル(3000円ちょっと)、と高い。知り合いのペットショップで働いている女性に聞くと、薬品の10倍以上取っているというから、文句のひとつでも言いたくなったが、他のペットショップも同じような値段だし、これからの付き合いを考えると文句も言えない。
 その日の夕方、知人に会うと、つい先日愛犬が死んだという。ビールスに感染したために死んだという。「予防注射をずっとしていなかったのよね。家の近くはビールス性の伝染病が流行っていてバタバタ犬が死んでいるの。悲しくて悲しくてね」そう言って、目を伏せた。彼女の話では、このビールス性の病気で犬が死ぬとビールスが消滅するまで2年かかり、犬を飼えないらしい。こんな話は日本で聞いたことがないので、即には信じられないが、ブラジルにはそんな犬の病気があるのかもしれない。
 もし、うちの犬たちが死んだら・・・、そんなことを考えると恐ろしくなる。彼らが居るおかげで、僕の健康も維持され、精神の安定も保たれているようなものだから。お金を惜しまず、毎年注射をしてきて良かった

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