が3・10 東日本大震災1周年追悼ミサ (2012/03/11)
東日本大震災の1周年追悼ミサがゴンサーロ教会で行われた。 去年の3月11日に起こった大震災の映像が未だに強く脳裏に焼きついている。祖国日本が壊れる姿は、涙が出そうになるほど辛かった。日本はいったいどうなるのだろう? 祖国がなくなる? と思うと怖くなった。このときほど祖国を意識したことはなかった。日本という国が自分にとっていかに大切なものか初めて気づかされた 式の始まった9時には教会一杯の参加者が集まり、追悼式がしめやかに行われた。ブラジル人の神父がポ語と流暢な日本語で、震災で亡くなった人々や被災された人々に追悼の意を述べられた。その後オルガンを伴奏にしたシスターたちの合唱にあわせ参加者たちも斉唱し、荘厳な歌声が教会一杯に響きわたった。どんな宗教でも多くの人々の斉唱は人の気持ちをしんみりと荘厳な気持ちにさせる。科学的に言えば、ひとつの集団暗示だとかいろんな原因があるのだろうが・・・。しかし、こうした多くの人々の気持ちをひとつにした、心のこもっ篭ったお祈りは日本の震災被った人々にもきっと届くだろう、そう思いたい。膝をついて数分間静かに黙祷を捧げる人々の姿が印象的であった。
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