3・18 読書三昧 (2012/03/19)
カゼで体調がいまいちよくなく今日は読書と昼寝三昧であった。しかし、よく眠れる。先々週と先週にかけて気を使う仕事をしたせいだろうか? 池波正太郎の剣客商売シリーズ、桐野夏生の「OUT」大沢在昌の「東京騎士団」を読んだ。どれも娯楽小説でほとんどマンガを読む感覚で読め楽しめた。OUTは、お弁当工場で働く女性たちが、仲間を助けるために死体解体をする。それがキッカケになりつぎつぎと死体解体の仕事を請け負うようになり・・・というモノで、最近の殺伐とした人間関係、誰でも犯罪に巻き込まれる可能性、お金に困窮する生活の様子が上下2巻にわたりかかれていた。かなり陰鬱な内容で、読んでいる方も憂鬱な気分になり何度も読むのをやめようと思ったが、ついつい読んでしまう、そんな小説であった。それに比べ剣客商売シリーズは人情味あふれる勧善懲悪の話で、OUTで暗くなっていた気持ちが随分救われた。 やはり体調がよくないときや、気分がいまいちのときは、明るい気持ちになれる、救いのある本や、写真を見るのが良い。
 | 巨大な画廊。周囲の環境は殺伐とした雰囲気があるのだが、この落書きのおかげでその雰囲気も随分和らげられている |
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