3・31 ポルトガル・パン (2012/04/01)
以前、ブラジルに移民した人から、「パン・ポルトゲーザはうまいよ!」と聞いていた。それいらい、ずっとこの言葉が頭の隅に残っており、パン屋に行く機会があると探していた。 老舗のパン屋で、もしかしたら、ここだったらあるかもしれないと思い聴いてみた。パン売り係りの娘は、あっさり「あるわよ」という。高知の地方出身の僕は、日本ではポルトガルパンなんて聞いたことも、見たこともなかった。いったい、どんなパンなのだろう!? 後ろにある棚の所まできて、これよ、と教えてくれた。それは、見かけはコッペパンのような30センチほどの大きなパンで、あまりおいしそうには見えない。ものは試しだからとりあえず買うことにした。1個5.6レアル。意外に高い。後ろの棚においているくらいだから、そんなに売れないのだろう。既に、ブラジル風フランスパンも買っていたので、ちょっと買いすぎた、と後悔した。 ブラジルではいろんなパンがある。イタリアパン、フランスパン、アラブのパン・・・・。もちろん、どれも本場と比べると味や見掛けは随分違うのかもしれない。それでも、いろんな国の食べ物が食べられるということが嬉しい。でも、もしかしたら、日本では、もっと世界各国のパンが、それもよりおいしく、安く食べられるのかもしれない。 家について早速パンを見てみると、非常に柔らかで、中はふわふわである。ほんのりと甘く、確かに、おいしい。これがアツアツのできたてだったらいけるだろう! 冬の寒い時期に、スープなどと食べたら最高だろう。今年の冬はひとつ楽しみができた。
 | 見かけはイマイチだが、意外においしい。本場でも同じようなモノなのだろうか? |
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