4・26 傘 (2012/04/27)
この頃また雨が降ることが増えた。日本から買ってきた傘が次々と無くなってしまい、しばらく傘なしでなんとかしのいでいたが、ついに耐え切れなくなってリベルダーデで購入した。 雨が降り始めると、メトロの駅の出入り口には傘売りが出現し、5レアル(約220円)で売っている。やすいから、ついつい買ってしまってそのたびにがっかりさせられた。中国製のこの傘はとにかく弱く、1回使うと、もう壊れてしまう、というシロモノなのだ。しかし、この傘はその安さから売れに売れ、傘を輸入した中国人は1財産を築いたそうだ。さすがに、最近は品質の悪さが知れ渡ってしまい、買う人は随分と少なくなったようだ。それでも突然の雨に、しぶしぶ買っている姿がまだまだ見かけられる。 折りたたみ傘は日本に行くと、いつも買う必需品だ。毎回2,3本買うのだが、いろんな所に忘れてしまい、1年たたないうちにすべて無くなってしまう。今また持ち傘がすべてなくなってしまった。 台湾人の経営する雑貨にいくと、5レアルから30レアルほどのものが数種類あった。15レアル以上のものは、日本で売られているものとほとんど変わらない。どちらも同じ中国製だから、もう質はほとんど変わらないように見える。ただ200円から300ほどブラジルで買う方が高いだけである。この差はブラジルの関税の高さから来るものだろう。 結局、骨が一番丈夫そうな20レアルのものを購入した。ちょっと高いと思ったが「いいメーカーのものだから、丈夫よ」女主人の一言に背中を押された。 これくらいの値段で日本で買う傘と同じ質のものを買えるなら、もう無理に日本で買う必要はないのかもしれない。日本で売られているものの中にも随分と品質が悪いモノが増えてきたし、日本で品物を買う利点がだんだん無くなってきた。
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