5・12 感応写真 (2012/05/12)
ブラジルにきたばかりの頃の日記を読むと、写真のことと女性のことしか関心がなかった。女性のことは別にして、今がちょうどそんな感じである。 とにかく時間があれば、町を徘徊して写真を撮っている。幸いなことにお金はないが時間だけはたっぷりある。 森山大道のDVDを見て随分教わることがあった。以前はテーマを決めてびしっと撮ろうとした時もあったが、そんな写真は自分に向いていないことに気がついた。写真の撮り方が最近は、あまり真剣に考えすぎないようにして軽く軽く、気のおもむくまま、感性のおもむくままに、今は写真を撮っている。名づけて「感応写真」、もちろん状態によっては撮れないこともあるが、それはそれでいい、そんな感じである。野良犬のようにただひたすら町を歩いき回っている。 時に、自分の思うように撮れていず、がっかりすることもあるが、いつかは自分の撮りたい写真が撮れるようになるだろう、と思っている。とにかく毎日撮り歩くことだけを考えている。
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