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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/01)
5・27 オランブラⅡ [全画像を表示]

5・27 オランブラⅡ (2012/05/28)  オランダ人が入植している町、オランブラⅡに行った。案内してくれたのは地元で旅行会社を経営しているピーターさん。オランダといえば、僕の認識には、格闘技が強い国、大きな人が多い国、チューリップと木靴の国、大麻の吸引自由の国くらいしかなかった。ピーターさんは僕の認識どおりの大きな人で190センチちかい、朗らかな人であった。
 カンピーナスのちかくにも花で有名な、オランダ人の町、オランブラがあるが、オランブラⅡは1961年にできたまだ新しい町である。すぐ近くに大きな町があり、町には繁華街もなにもなく芝生を青々としきつめた庭を持つ家が印象に残った。おそらくベッドタウンのような役割を果たしているのだろう。
「オランブラというと花という印象が強いけど、この町の産業の一番は、小麦やとうもろこしまどの穀物の生産、2番は綿、3番が花なんだ」という説明を聞きながら、花の生産地を巡る。どこも巨大な敷地面積を持ち、水の補給から敷地内輸送まで人力を極力省きオートメーション化されていた。いかにもヨーロッパの国の合理さが感じられた。ブラジルのオーナーの生産地だとなかなかこうはいかない。
 ビニールハウスの中には、菊やつつじの花が咲き乱れていた。僕のイメージには花はつぼみの段階で出荷されると思っていたが、開花期間が比較的長い種類のものばかりが作られているせいもあり、既に花が開花したものが多かった。大消費地サンパウロから約180キロという近さも可能にしているのだろう。また、ブラジル人の性格を考えると、つぼみよりは綺麗に咲いているものが売れるようなきがする。
 オランダ料理のことを聞くと、「オランダ料理はじゃがいもなどを使ったものばかりであまりおいしくないよ、ブラジル料理の方がおいしいね。家ではブラジル料理だよ」と言って、オランダ生まれのピータさんは笑う。あの有名な木靴のことを聞くと「町には職人はいないね。年に1回、オランブラである花祭りに、道具や木を持ってきてもらっているよ」民族衣装や木靴をつけるのはお祭りのときだけらしい。確かに、日本の着物やゲタも似たようなものだ。
 最近、世界的に国々の伝統文化は少なくなり同一化しているような感じを受ける。伝統や文化がなくなることは決してないだろうが、世界の人々がどんどん同一化していくのは寂しい。 
 
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ビニールハウスに咲き乱れた菊の花。すべて鉢植え。
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街道沿いの休憩所で売られていた木靴。175レアル(約8000円)オランダから年に1回の花祭りに職人が呼ばれてやってくる


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