5・30 ファベーラへⅠ (2012/05/31)
ここ最近、急に暑くなって、その変化に身体がおいついていないせいか、今朝は少しダルイ。ファベーラ(貧民街)に行くバスの中で、知らず知らずのうちに眠ってしまった。 前回行ったのは2ヶ月ほど前、今日はどのカメラを持っていくか少し迷ってしまった。というのは、以前持っていったカメラは、数枚あったSDカードが紛失しまい使えなかった。日ごろ持ち歩いているカメラは、もし何かあったら困るし・・・、悩んだ挙句、普段持ち歩いているボディにあまり使わない古いレンズをつけていくことにした。もし、盗られるようなことがあっても仕事用のカメラがあるのでなんとかなる。しかし、ちょっと大きいので普段持ちには不便になることは確かだ。リオや危ない地方に行く場合も、所持するカメラにはかなり気を使う。ブラジルで同じものを買うとなると、日本の2倍ほどの値段だから、とても僕には購入できないからだ。 最近、ブラジルはインフレがおき始め、外食産業を中心にモノの値上がりが凄い。一見、景気がよさそうに見えているが、街には不景気の雰囲気が影を落とし始めている。ヨーロッパの経済危機の影響がブラジルにも波及しはじめているのだ。 以前から「中流の人間は、景気の影響を受けるが、貧乏人はもともと何もないから、いつも同じだよ」と言われていた。僕もそう思っていた。しかし、それは誤った考えだということがわかった。確実にファベーラの雰囲気は暗くなり、住居人の3分1が変わっていた。
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