7・4 メウ・チーム (2012/07/05)
「コリンチャ~ス」街を歩いていると、大声で叫ぶ声がある。よっぽどのファンだなと思いながら歩いていると、異なる方向からまた「コリンチャ~」 爆竹はいたるところで1日中パンパン鳴るし、セントロ街は、夕の帰宅時間というのに、普段と異なり通行人も少なく、異様な静けさが漂っていた。ワールドカップのときでもこれほどではなかった。コンリンチャンスがそれだけ人気がある証拠であろう。 コリンチャンスの長いクラブの歴史の中でも、一度もリベルタードーレスで優勝したことがないだけに、この試合に掛ける意気込みは相当なものである。 これでコリンチャンスが負けたらどうなるのだろう。そう思いながら夕のセントロの家路を急いだ。 試合場のパカエンブー・スタジアムには満杯の37000人の老若男女が入り応援を繰り広げた。試合中ずっとコリンチャンスのクラブ応援歌がまるでバックミュージックのように試合中ずっと歌われていた。攻撃され危ないときには、腹に響くように低く、攻撃しているときには高らかに。これほどまでに完全アウェーになると宿敵アルゼンチン・クラブのボッカも勝つこと並大抵なことはないだろう。しかし、コリンチャンスはこの試合の前に、同じような完全アウェーのブエノスで引き分けに持ち込んでいる。それを考えると、今期のコリンチャンスは大したものなのであろう。 そして、後半に2点をあげコリンチャンスが勝った。 「コリンチャンス!!メウ・チーム・ガニョウ(俺のチームが勝った!)」テレビのアナウンサーのインタビューに観客が叫んだ「俺のチーム」と言う言葉が強く印象に残った。
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