7・8 カップヌードル (2012/07/08)
ブラジルニッシンが販売している、カップヌードルを初めて食べた。何回かブラジル人が食べているのを見かけていたが、どうせあまりおいしくないだろうと、思い、今まで食べたこともなかった。 たまたま、日本食品店でこのカップヌードルをみかけ、買ってみようかと言う気になった。並べられているのを見る限りでは、味は鳥味、肉味、バーベキュー味があった。もしかしたら他にもあるのかもしれない。シーフード味がないかと探したが無いのでがっかりしてしまったが、ブラジル人の好みからすれば仕方のないことかもしれない。 1個1.9レアル(約80円)。買ったのは鶏味。さっそくお湯を沸かして入れて3分間じっと待つ。待っている間に、容器をなにげなしに見る。大きさは同じであるが、日本のシンプルなデザイン容器になれているせいか、派手な容器はどうもピンとこない。どうせ味もさほどではないだろう、と勝手に思い込みながら、ほぼ食べごろになったヌードルをすくい食べてみた。オッ、なかなかいけるではないか! 麵は日本のものとほとんど変わらない。ちょっと味がクドク、匂いも強いが食べれないほどではない。これなら、十分また食べてみようという気になる。ただ量少ない。僕でさえそう感じるのだから、大食いのブラジル人にはかなり少なく感じるだろう。 ニッシン・明星のインスタントラーメンはもう何年も前から販売されており、ブラジル人の間でもおいしくて、手軽で安い、ということから深く浸透し、今ではごく一般的に食べらている。ブラジル人には、ラーメンと呼ばれずにミョウジョウと呼ばれているほどで、今やいろんなメーカーからインスタントラーメンが出ているが人気は高いようである。 詳しい人に聞くと、日本の製麺機を持ってきてつくっているとのことであった。それでも、日本製に比べると、麵が少しびちゃっとして、落ちるが他のブラジル製に比べるとダントツにおいしい。もっとも、味については保守的で、味音痴とよくいわれるブラジル人が、この味の違いがわかっているのかというと、それは?であるが・・・。とはいえ、ブラジル人の中にも味のわかる人が増えていることは確かなことであるから、もちろんミョウジョウでないとダメだという人もいるだろう。 日本製とほぼ変わらぬ質の麵ということは、このカップヌードルの麵も日本製の機械で作られているのであろう。 出稼ぎにいったことがある2世の知人にこっちのカップヌードルについて聞いてみると「味が濃すぎておいしくないね。ほとんど買わないよ」という答えだった。ふだんブラジル食しか食べない日系人でさえも感じるのだから、ブラジル人にはどうなのであろう。今度誰かに聞いてみようと思っている。
 | 味によって容器の色わ変わる。やっぱり日本の白に赤がいいな~ |
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