7・9 夢と掃除 (2012/07/10)
「汚いな!」男は部屋を見回して怒ったように言うと、消えるように出ていった。あれは誰だ? 手にしていた本がパサリと落ち目が覚めた。今日はサンパウロは祭日で、朝からソファーで横になって本を読んでいた。しらないうちにうつらうつらしてしまったようだ。しかし、あれはいったい誰だったのだろうか? なぜか逆光で顔は一切みることができなかった。あっ、あれは亡くなった父だ! あまりに汚い部屋に呆れて、あの世から叱りにきたのかもしれない。思わず苦笑いしてしまった。 そう思うと、急に掃除をしなければ! という気になってきた。普段は10分も掃除をすると嫌になるのだが、今日は、完璧とはいかないまでも居間とベッドの上を掃除できた。とは言っても、いらないゴミをビニールに入れて、掃除機をかけたくらいだ。それでも随分と綺麗になった気がする。 夢のおかげで掃除ができよかった。これからはせめて1ヶ月に1回は掃除機をかけたい、と思っている。
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