9・8パウリスタ大通りのお散歩 (2012/09/09)
久々にパウリスタ大通りを歩く。パウリスタ大通りはサンパウロ1のビジネス街で、大通りに沿って金融関係や大手企業の高層ビルが林立する全長2700mのアベニーダ(大通り)である。最近、強盗が増えているとテレビの報道があったので、大型の一眼レフはやめて小型のミラーレスを携帯していくことにする。 今日もまた暑い! とてもまだ冬とは思えないような暑さである。それでも1ヶ月以上まともな雨が降っていない超乾燥プラス風があるせいか日本のじっとりのじくじくの暑さと比べるとまだまだやさしい。 モッキンの軽快なここち良い音が風に乗って流れてきた。通りの反対側でアフリカ人らしき男が汗だくになって奏でていた。「路上の音楽家シリーズ」用に写真をとろうと思ったが、胸ポケットを見ると適当なお金がない。残念だが諦める。さすがに、タダで撮らせてクレ、とはいいずらい。 さらに進むと脳みそ電話が出現。公衆電話の雨避けを脳みそのようにディスプレイしている。最近この手の公衆電話のディスプレイが増えてきている。日本では公衆電話ボックスは減っていく一方であるが、サンパウロはまだまだ多い。こうやっていろんなディスプレイをしてくれると愉しいし、電話の存在感を引き立たせてくれる。日本でも芸術家がアート電話ボックスを作れば、また少しは見直されるような気もする。でも日本の役人は煩いから許すか?? そういう意味においてもサンパウロは凄いと思う。 そして、アウグスタ通りとの交差点にある、たぶんサンパウロ1大きな書店「クルツーラ」に行く。最近ブラジル人も、メトロやバスの中で本を読む人が随分増えた。それだけブラジル人の知識レベルあがっているということだろう。それに引き換え、日本は書店がどんどん減り寂しかった。日本に帰るといつも通っているブックオフの店もなくなっていたし、ちかくの小さな本屋もお弁当やさんになっていた。日本人の知識レベルは下がりつつある?? ここの本屋で驚かされるのは、立ち読みスペースがあって、寝そべってよんでも座ってよんでもいい自由なスペースがあることだ。こんなに自由に読ませてくれる本屋なんて日本では考えられない! しかし、新しく買った本なのに、破れていたり、汚くなっていたら、やっぱり嫌だな~。高いお金を出して買う限りは自分が一番最初にページをめくる人間でありたい。日本人的な発想か?!
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