9・20 食あたり (2012/09/21)
「う、う、・・・、出る~」 散歩を途中で切り上げ、我慢に我慢を重ねアパートの建物にたどり着き、やっとエレベーターに乗り込んだ。僕の様子がおかしいのを見て、犬たちも心配そうに見上げている。あー、もう我慢の限界! と感じたとき、やっとエレーベーターは僕のアパートのある22階についた。ほとんど震えながらドアの鍵を開け、便所に駆け込んだときは、もう少し出掛かっているような状態であった。間に合ってよかった~、ほっと、大きな安堵のため息がしらずしらずに口をついた。冷や汗で身体はびっしょり濡れていた。 昨夜の鶏とムッツァレーラ・チーズのピッザがダメだったようである。鶏肉はほとんどボロボロでまずかった。肉というよりはミンチをもっと細かくしたようなものだった。今考えると、少しでやめたてよかったと思う。しかし、それでもこの状態である。 数ヶ月ぶりにピッザが食べたくり、宅配で頼んだモノだった。ブラジルは本場のイタリア、アメリカを抜いて、世界で一番のピッザ消費国らしい。安くて、おいしい、この辺が大衆に受けてピッザ産業はドンドン成長し、一時期宅配のピッザ屋さんが増えに増えた。しかし、あまりに増えすぎたせいか、最近は潰れる店がでてきたようである。そのせいか、生き残りを図ろうと、たくさんの種類のトッピングがあるし、マッサの厚さも、厚、中厚 薄から選ぶことができた。 このトッピングの多さが裏目にでた。おそらく僕のピッザに使われたトッピングは売れ残りで古くなったものだったのだろう。もう、2度とこの店のピザは食べない! やっぱり自分の家で新鮮な食材を使って作る料理が一番!!
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