9・24 ブラジル人の、魚の好み (2012/09/25)
今日はメルカードの日。 最近、マグロが多いので魚屋の兄ちゃんに聞いてみると、今が時期だそうだ。東北伯や南伯沖合いでとれるようである。そういえば、日本からもはえ縄漁船が出漁していて、東北伯の町、ナタールや南伯のイタジャイーには基地があるということを聞いたことがある。 メルカードに出ているマグロはキハダやメバチ、大きいもので300キロ程のものがある。キロ70レアル(約2800円)で売られている。そのほとんどは日本食レストランが購入するそうである。 ブラジル人は何故かサーモンやマグロなどの赤身の魚がすきで、寿司屋などでは、ほとんど白身の魚は出ないという。近年人気の寿司食べ放題の店では、注文するとサーモンとマグロの寿司ばかりで辟易してしまうが、ブラジル人はそれで十分満足するらしい。 20年前、僕がブラジルにきた頃は、刺身を食べるというと、どのブラジル人もいや~な顔をしたものだ。それが日本食ブームの到来とともに、サーモンが大好きだとか、マグロが大好きだというブラジル人が増えてきた。一般的にブラジル人は食べ物に対して非常に保守的であったが、インターネットの普及によって世界中の情報が簡単にすぐ手にはいるようになり、食べ物をはじめいろんなものに興味を持つ人が増えた。食べ物に関していえば、ブラジル人の食の幅は随分と広がってきたと思う。 大西洋の魚は太平洋のモノと比べるとイマイチおいしくない感じがすが、脂ののった養殖もののチリ産のサーモンに比べると確実においしいと思う。せっかくいろんな種類の魚がとれ、輸送技術や鮮度を保つ技術が発達してきているのだから、ブラジル人にも白身魚の刺身のおいしさも知って欲しい。
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