10・2 懐かしのセルタネージャ (2012/10/03)
先週の早朝は10度近くの寒さだったのに、今朝は20度を越えている。これほど気温がコロコロ変わると、さすがに身体がついていくのが大変。たくさんの人がカゼをひいていりようで、一緒に働く日系人もくしゃみばかりしている。 今朝はすっかり暖かくなり、街路樹の青葉も気持ちが良い。犬たちもなんとなくうれしそうである。そんな中を気持ちよく散歩しているとセルタネージャが風に乗って聞こえてきた。思わず立ち止まって耳を傾けてしまった。 セルタネージャとは、いわゆる、ブラジルのカントリー・ソングで、ブラジル人に根強い人気がある。ブラジル映画「フランシスコの2人の息子」の題材となったゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノなどがセルタネージャの代表的な歌手である。歌詞には恋愛を扱ったモノが多いせいか、若い女性を中心に絶大な人気がある。 以前つきあっていた彼女が、大のセルタネージャ好きで、一緒にいるときにいつも耳にしていたせいか、知らない間に耳の奥底に残存していたようだ。その頃よく聞いた曲を聞くと、当時の甘苦い思い出が蘇る。あの娘はいったいどうしているのだろう・・・・。 家ではまったく音楽のない生活をしているのだが、街を歩くといろんな音楽が耳に流れ込んで来る。知らない間にブラジル・ポピュラー・ソングが耳に残っていて、懐かしく思うことがしばしばである。それに比べ、日本の音楽を聴いてもぜんぜんわからない。つくづくブラジルの生活が長くなったと思う今日この頃である。
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