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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/10/26)
10・18 新参サクラ [画像を表示]

10・18 新参サクラ (2012/10/19) 息子に犬をかった。ネットでの犬探しから売主との交渉まですべてやらせた。残念ながら、息子の欲しがっていたフレンチ・ブルドッグは10万円以上もし、とても僕の手におえる値段ではなかったのでブラジリアン・テリアとなってしまったが、それでも息子は満足しているようだ。
 こちらが、子犬は選択する余地がなく健康な子犬が来るのか心配したが、予防注射もちゃんとされていたのでちょっと安心した。ペットショップでさえ、予防注射をしていないで売っているのが現状であるから、きちんとした飼い主だといえる。ただ、生まれて3ヶ月にしてはちょっと大きかったのが気にかかったが、あまり幼い犬の購入も問題があるらしいし、これはこれで良かったのだと思う。
 問題は受け取りの場所からどうやって、家まで連れて帰るかであった。バスかメトロかタクシーか。こういうときに、車が欲しくなる。ペットショップで聞くと、基本的にはメトロやバスに連れ込むのは禁止されているらしい。しかし、たいていは大目にみているとのことであったが人によるらしい。こういうときにブラジル人の適当さがうれしい。日本だったら、規則ですから、と言う一言で乗ることを拒否されるだろう。つまるところ、見つからないように運べばいいということだ。初めは犬を持ち運び用の入れ物を買おうかと思ったが、たった1回のために3000円も払うのはもったいないし、専用の入れ物をもっていれば、それこそ犬を持っていることを示すようなものだ。小さなダンボールを用意し、下にビニールを張ったモノで運ぶことにした。
 人が少なければバスにしようかと思ったが意外に人が多いので、メトロで帰ることにした。入り口に無賃乗車を見張るメトロの社員がいたが、あっさりクリアー。やっぱりダンボールにして良かった。犬は初めての車に酔ったのかぐったりしていて、鳴きもしない。さすがに無事家についたときにはどっと疲れを感じてしまった。
 事務所兼僕の住居にいる2匹の犬にあわせた。最初は、犬嫌いの雌犬アズミが受け入れてくれるかかなり心配であったが、あっさりと受け入れオス犬から守るしぐささえしめした。もともと彼女は子煩悩の犬で、4匹の子犬を産み、しっかりと育てあげたほどだから、決して子犬が嫌いなわけではないのだ。子犬もまったく恐れる様子はない。性格はよさそうなので安心した。
 その後、息子は自分アパートに連れて帰り、ずっと子犬と過ごした。名前もサクラと名づけていた。うちの犬たちは代々ニンジャの名前がつく、雌犬の名アズミはもちろん漫画のアズミからつけたものだし、オス犬の名はニンジャそのものである。もう人手にわたったが、生まれた子犬もナルト、サスケ、カンクロウ、サクラであった。息子に名前をつけさせようとしたこともあったが、あまりにダサい名前しか思いつかなかったので、結局ニンジャの名前になったのだ。
 息子が子犬の首筋に固い小さなデキモノのようなモノをみつけた。「これなんだろう?」見ると、なんとなく見覚えがあるものが・・・。もしや、これは! 触っている間にポロリととれた。灰色の種のような丸いモノはちり紙の上におくとムニョムニョ動き出した。やっぱりダニだった。体中探って大小計5匹のダニをみつけた。犬のノミは人間につかないが、ダニは人間にもつく。考えただけで鳥肌がたちそうである。田舎に行くと、小指の爪の半分ほどにもなったダニが犬に一杯デキモノのようについているのをよく見る。見ているだけで、ぞぞっとしてしまう。田舎で生まれた子犬らしいから、母犬から移ったものだろう。
 腹のでっぱりぐあいも妙に気になる。息子も母親も居ないときには、他の2匹と別のアパートで一緒に居ることになるから、回虫がいたり病気にかかっていると2匹にもうつってしまう。明日は獣医にいって診てもらう方がよさそうである。
 最近、妙にイライラしていた息子の表情が和らいでいた。体はもう大人なのだが、精神はまだまだ子供。そのアンバランスなピリピリした状態を子犬が和らげてくれたのだろう。息子に責任感を持たすことも意識して子犬を買ったのだが、今の所は成功のようだ。

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息子と子犬サクラ


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