10・25 イッペーの花の頃 (2012/10/26)
夏時間になり、まだときおり冷え込むことがあるものの、夏が近づいてきた。 街路樹のイッペーの花がいたるところで満開である。薄い桃色の花は遠くから見るとちょうどサクラの花が咲いているようで美しい。黄色や濃いピンクなどの花もあり、サンパウロの街路樹を見る限りでは花の色により咲く時期が少しずつ異なっているようだ。この薄いピンクは日本のサクラの花のようで一番好きだ。 日系移民が日本のサクラを植えたカルモ公園などでは1ヶ月ほど前にサクラが満開だとテレビのニュースで告げられていたような覚えがある。見に行きたいな、と思ったが、メトロとバスを乗り継いで1時間以上かかるのでついつい見逃してしまった。 今、ちょうどリベルダーデ広場脇のイッペーが満開で広場を通るたびに近くに行ってみている。ラッパの形をした薄桃色の花の中は黄色でなかなか可憐な花である。ノウゼンカズラ科の落葉高木で、和名はコガネノーゼン。国内では沖縄で見られるらしい。ブラジルの国花である。ネットで見ているとサッカーのセレッソンの黄色はイッペーの花の黄色からきているらしいが、実際はどうなのであろう? イッペーの花が終わると、暑い夏がやって来る。
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