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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/27)
11・3 褒め言葉

11・3 褒め言葉 (2012/11/04) 久しぶりにレタスを買ったので、パンをパダリア(パン屋)に買いに行った。僕の一番好きなレタスの食べ方はパンにハムや肉と一緒に挟んで食べる食べ方なので、レタスにパンは必須なのである。
 パダリアは、パンのみの販売だけでなく、軽食などもでき、簡単な食料品も売っている。日本でいうと食料品専門のコンビニみたいな役割を果たしている。
 いつものようにパン売り場に行って、5つのパンをちょうだい、というと普段とはちょっと変わった質問が返ってきた。「モレニーニョ(ちょっと茶色)、ブランコ(白)?、ガッチーニョ(色男)」どっしりと妙に迫力のあるモレーナ(黒人と白人の混血)が笑顔で聞いてきた。「えっ??」最後の言葉はちょっと気にかかったが、自分の容貌はごくごく普通であることは熟知しているから、軽いお世辞で言っていることは解っていた。それより、茶色か白かと聞かれたことは今までなかっただけに興味をもった。日本人的感覚から言えば、焼きがイマイチ足りない白色のパンよりこんがり焼きあがった茶色のパンの方がおいしそうに見える。そういえば、以前、パンを買う際に、僕の前にいたおばあちゃんが「ブランキーニョ(ちょっと白いの)をね」と言って頼んでいたのを思い出した。
「へー、モレニーニョとブランコとどっちがおいしいの?」と聞くと、一瞬、この30歳ほどの明るい女性は顔を輝かして「そうね、私はブランコの方が好きね!、ガットン(超色男、イケ面)」「今日はモレニーニョにして次ブランコにするよ」というと、満面に笑みを浮かべ「明日、買いにこなきゃダメよ!!、ガットン」と言いながらパンの入った袋を渡してくれた。東洋人に愛想よく返答されたのがよっぽど嬉しかったのか、最後はガットンになってしまっていた。しかし、これほどいろいろ褒め言葉を言われると、僕としても悪い気はしない。軽く頬をなでられたような心地よさを感じた。
 ちょうど近くにワインがおいてあったので見ていると、他の男性客へ対応する彼女の声が聞こえた。「・・・・・、ガッチーニョ」別に僕だけでなく誰に対しても同じように言っていたのだ。「なーんだ」自然にニヤリ笑いがもれるのを感じた。
 相手がどんな女性でも愛想よく褒められると、僕のような男でも嬉しくなるのだから、女性も褒められると当然嬉しくないわけはない。さすがに日本語では恥ずかしくていえないが、ポ語ならブラジル女性には言えると思う。これから、どんな女性にも褒め言葉を使ってみよう。


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