12・4 マグロの心臓 (2012/12/05)
最近買うようになった魚屋のおっちゃんがマグロの心臓をくれた。以前、食べたいからとっておいてと頼んでおいたものだ。普通は捨ててしまうものらしい。 高知では幼い頃から、カツオの心臓を生姜と醤油で煮たものをよく食べた。僕が小さい頃はやはり捨てる部位だったのだろう、驚くほど安く売られていた、と思う。ところが、最近は高級食材になってしまい結構高い値段になってしまったらしい。父がまだ生きている頃高知に帰ったおり、何が食べたい? と聞いたのでカツオの心臓といったら、最近は滅多に見ない、と言われガックリした覚えがある。 あのカツオの心臓の醤油煮の味が忘れられず、きっとマグロの心臓も同じようなものだろうと思い、魚屋のおっちゃんに頼んでおいたのだ。 小さなマグロだったらしいが、拳の半分ほどの大きさであった。カツオがちょうど大人の親指をひとまわり大きくしたほどであるから、こんなものなのであろう。当然といえば当然であるが、形はまったくカツオと同じの2心房。大きすぎるので小さく切って早速醤油と生姜をいれて煮てみた。 ちょっとグロイが、味は、幼い頃食べたカツオの心臓の味そのものであった。懐かしさもあり、あっという間に3匹分の心臓を平らげてしまった。これは捨てるのはもったいない。おっちゃんはお酒好きらしいから、次回は日本酒の差し入れをして、またとっておいてもらおうと思っている。 写真を撮ろうかと思ったが、あまりにグロイのでやめてしまったが、やっぱりとっておけばよかった・・・。
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