12・22 犬たちの老い (2012/12/23)
犬たちを買い始めて、もうかれこれ9年ちかくになる。雄犬ニンジャも雌犬アズミも老いが少しずつ目だってきた。目付近や口もと鼻周辺の毛は少なくなり、体毛も全体的に薄くなって、毛艶もおちた。人間の年齢でいうと、48歳~52歳ほどらしい。ちょうど僕と同じほどの年齢である。犬たちが老いてきたのと同様に僕も当然老いてきているだろうな、と思うと、ちょっと寂しくなってしまう。息子や、息子の飼っているブラジリアンテリアがどんどん大きくなり、周囲にエネルギーを発散しているのを見ると余計に2匹の犬たちの老いを感じてしまう。若さのエネルギーを感じるようになったことが寂しい。自分もそういう年齢になったのだ。 2匹の犬の前に飼っていたピンシャは老衰で14歳で死んだ。どんどん痩せていき、見ているのも辛かった。最後に悲しそうに「ワンワン」と吼えて息をひきとったことを今でも覚えている。 犬を見取ってやるのは、飼い主の役目であり義務であるから、仕方のないことだが、どんどん年をとっていく犬たちを見るのは辛い。看取るのが辛くて嫌なら飼わなきゃいいのだが、犬たちなしの生活は耐えられない。彼らが死んだ後も、新しい犬を飼うと思う。 彼らの老いていく姿を冷静にしっかり看て行こうと思っている。
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