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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/08/08)
3・17 息子とパスコア

3・17 息子とパスコア (2013/03/17)  もうすぐ復活祭。キリスト教の影響が強いブラジルではクリスマス、パスコア(復活祭)、聖体祭は、1年の行事の中でも大きな催しである。この日は卵型のチョコレートをプレゼントしあうのが習慣で子供たちは卵をもらうことを楽しみにしている。
 たいていはできあいを買うが、卵の型にチョコレートを流し込んで作り、手作り卵チョコをプレゼントする人もいるらしい。既製品の包装紙には子供心をくすぐるバービーやヒーローものの絵が描いてあり、卵の中は空洞で中にチョコレートやクッキー、小さなおもちゃなどが入っている。パスコアが近づくとスーパーでは、仮設の天井一杯に色とりどりの包装紙に包まれた卵を吊り下げる。天井に一杯の卵を見るといやでもパスコアが来たことに気づかされる。
 友人の子供に買ってあげようか、と毎年気が向くと手にとって見るが、意外に高いので驚かされる。重さによって値段が変わるし、メーカーによっても値段がかなり違う。
 息子にも何度か買った覚えがあるが、知らないうちに買わなくなっていた。息子が卵を欲しがった覚えがあまりないが、彼は欲しかったのだろうか? 母親がいうには、「あなたに、卵をねだるのが恥ずかしいから言わなかったのよ」と数年数前ほどに聞いたことがある。そういえば、クリスマスにしても、誕生日にしてもあれが欲しい、これが欲しいと、息子にせがまれた覚えがない。その代り、日本に行ったおりに、いつもゲームやおもちゃを買ってきていたので、僕としては必要ないだろうと思っていたのだ。しかし、パスコアやクリスマスには、母親からプレゼントを買ってもらっていたので彼としては欲しかったのかもしれない。
 僕が小さいころは、正月やクリスマス、桃の節句、こどもの日などには母親がその日を祝って様々な料理を作ってくれるのが楽しみだった。しかし、息子には余裕もあまりなかったこともあり、ブラジル人の家ほど行事を祝ってこなかった。息子には悪いことをしてしまったのかもしれない


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