3・29 建物の洗浄 (2013/03/30)
すっきりした天気が続くかと思えば、またぐずついた天気に逆戻り。今日もまた曇り空、そのうえ寒い。 今年の初めあたりから、僕の住む建物の外を洗っている。うちの建物は、もうかれこれ60年、市の文化遺産にも選ばれるような古いたてものである。おそらく洗うのは今回が初めてだろう。 ロープでぶら下がった人間が、高速ジェット噴射のノズルを持って洗うのだ。この洗う男達がバカというか、物事を気にしない奴らというか、鼻歌を歌いながら何も考えないでひたすら洗浄液の入った水をかけるのである。家の中に水が入ろうと、ベランダの水はけが悪く部屋に溜まった水が浸入しようと、われ関せずでどんどん水をかけまくる。その荒い仕事ぶりは、もし日本だったらきっと賠償問題になるだろう。普段は口うるさいブラジル人の住人は何故かあまり文句を言わないで仕方ないね~、という感じでみている。僕からみれば、もう少し丁寧に仕事をすればいいだけだと思うのだ・・・。まだ、僕の部屋の側まできていないが、来る前にいろいろプロテクトをして、部屋の中に水が入らないようにして待ち構えている。 最近、セントロの至る所で建物を洗っている所が見かけられる。もしかしたら、来年のワールドカップ、2年後のオリンピックを前に、海外から訪れる観光客に少しでも町をきれいに見せるために、市が建物をきれいにする条例でも作ったのかもしれない。ブラジル人は見栄っ張りだから十分に考えられそうなことである。
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