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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/20)
3・30 街歩き [画像を表示]

3・30 街歩き (2013/03/31)   テレビを見ていると、競馬場でロックコンサートが開かれ、7万人が集まったらしい。映像を見る限りでは、思ったほど盛り上がった様子はなかったが、行けば良かったと激しく後悔。こういう人が集まる場所には、ついつい行くのを躊躇してしまう。行けばそれなりに楽しめるのに・・・・。
 
 昨夜、友人と会った後のメトロでの帰り、なんとなくセ駅で降りたくなった。駅から広場にあがると、まだ7時30だというのに人通りが少ない。セ広場はサンパウロでも有数のひったくりや強盗の多いところで有名な場所だけに、ちょっと失敗してしまったかな、と後悔しつつセントロの繁華街に足を向ける。
 通りに入ると、両脇の店は全部シャッターが降り、通行人もほとんどいない。昼間のにぎわいから一転して、それこそ廃墟の商店街である。店の軒下では路上生活者が蠢いている。路上生活者が悪さをすることは滅多にないが、酒に酔っ払っていたり、麻薬で飛んでいたりすると危ない。休日だったことをすっかり忘れてしまっていた。今更引き返すのも億劫だった。光の加減といい、1、2人しか歩いていない寂しげな様子といい、写真を撮るにはいい感じである。しかし、怖いし、暗すぎる。これではぶれてしまうだろうなと思いつつも、人が近くに居ないことを確認してカメラをだす。そうしているうちに、だんだん調子にのってきて怖さがマヒしてきた。こんな人がいない状態で挟み撃ちにして襲われたら、それこそ一貫の終わりなのに・・・・。
 と、横の通りから、白いだらりと長い宗教衣をきた人々を先頭に行列の行進が近づいてきた。パスコア(復活祭)が日曜日だということを思い出した。まったく人通りの途絶えた廃墟のような街中をしずしずと行進が行われていく様子は、宗教的な厳かな雰囲気が漂い異様な感じがした。
 ラッキーな遭遇であった。最近なこういう思わぬ被写体に出くわすことが多くなった。いい傾向である。時には1回もシャッターを切らずにクサルこともあるが、こういう思わぬ遭遇があるから街歩きはやめられない。
 


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