4・1 避けないブラジル人 (2013/04/02)
今となっては日本人がどうだったかはよく覚えてないが、ブラジル人は数人で歩くとき、道いっぱいに広がって、話しながら歩く。 そのほとんどは前から人が来ていても避けない。自分らが道いっぱいになって歩いているのだから、自分らが避けなければならないという意識などほとんどないと言っていい。前から来る人間が避けてくれるものだと思っている。 僕はそういう集団が前から来ても自分から避けるということはしないから、彼らも擦れて違う直前になってやっと避けるという感じである。しかし、もしぶつかったら、まるで相手が悪いかのように文句をいう。まるっきり譲という考えがないのである。男女も年齢もほぼ関係なく70%ちかい人々がこうだから、僕のような些細なことを気にする人間は道を歩いていてカチカチ頭に来ることがしょっちゅうである。 道いっぱいになって話をするし、人が来ても一向に避けようともしない。こういうのを見ていると、こいつらはいったい何を考えているのだろう、と思ってしまう。人の迷惑ということを考えないのである。こういう人間たちに出くわすと、僕はわざと話している真ん中をつっきていく。人が話している真ん中をつっきっていくなんて日本では考えられない礼儀知らずのやることではあるが、ブラジル人は道いっぱいになって避けようともせずに話し続けるから仕方がない。スペースが一番あいている真ん中を突っ切ることとなる。 昨日たまたま、メトロで中国人のグループと同じ車両に出くわした。二人は壁際に、もう2人は2mほど離れた座席に座っていた。間に数人の人がいるにもかかわらず、大きな声で話し始めた。周囲にいるブラジル人はびっくりするかと思ったが、意外にびっくりしていないのがむしろ不思議であった。 ブラジル人も中国人も、人に対する迷惑など考えもしないのだろう。この辺は両国の人は良く似ている。もっとも日本人の僕が神経質すぎるのかもしれないが。
 | 避けないブラジル人がよく交差点でぶつからないものだ |
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