4・20 撮りづらい世の中 (2013/04/21)
この頃、一眼レフカメラを首にかけて、ハイエナのように歩き回る男をよくみかける。そういう男達は決まって小さなカメラ用のナップサックを背負い、一脚やレンズをベルトなどに下げている。 ブラジル人にも、ちょっと無理をすれば誰でもデジタル一眼カメラ買えるようになって以来、急激にこの手の人間が増えた。おそらく、事故や事件などを撮っては、新聞社や雑誌社などに写真を売っているのであろう。 まさにみるからにハイエナと言った風情である。僕もカメラを持って歩き回って写真を撮っているので、人からみれば彼らと同様にハイエナに見えるのかと思うとゲッソリしてしまう。撮るものは多少違ってもやっていることは同じなので、同類の人間とみられても何もいえない。 僕は、人の写真を撮るときは、できるだけ許可をとったり、気づかれないようにして撮っているのだが、大方のこうしたカメラを持った人間はそんなことおかまいなしに撮っている。そのせいか、最近写真を非常に撮りづらくなってきた。
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