4・24 ゴミ (2013/04/25)
ポイ捨てのゴミが問題になっている。日本に行ったブラジル人は「日本の通りにはゴミがない」と驚くらしい。僕自身は日本に帰ってもそんなに綺麗に感じない。そういうものだと慣れてしまっているせいだろうか?? 言われてそうかもしれないと気づく程度である。 ポイ捨てが特に多いのはリオで、市民一人当たりに換算すると、サンパウロの6倍らしい。サンパウロもさほどきれいだとは、お世辞にもいえないが、50mほどごとにしつこいほどあるゴミ箱と公営で働く掃除夫のおかげで随分きれいになっている。ポイ捨てせずにゴミ箱に捨てる人をしばしば見かけるようになった。これは異常にきれい好きだった前市長のおかげであろう。 この市長は町をきれいにするために、看板の撤去、カメロー(路上販売人)の排除を徹底的にやった。このおかげでリベルダーデの日本語の看板もすっかり消えてしまってさびしくなってしまった。なくなった当初は、ひとつの文化が消えてしまったような印象さえ受けた とはいえ、最近はまたカメローも増えてきたし、看板も増えてきたような気がする。そのうちリベルダーデは中国の漢字の看板だらけになるのではないだろうか。町は生きているというが、それも時の流れであり町の生きている証拠であるから仕方がない。日本人としてはさびしい限りである。
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