5・11 おいしいコーヒー (2013/05/12)
旅行雑誌を作るために、1日3時間ほどフリーの立場で通っていた会社を辞めた。2か月も給料未払いで、いつ払えるかもわからないという状態なら辞めるしかない。 それまでは、この会社や他の場所などでカフェを1日4,5杯はのんでいたのだが、行かなくなったので家でカフェを入れるようになった。最初は、簡単にのめるインスタントを飲んでみたが、すっかりペーパードリップのカフェに慣れた身にはまずくて飲めなかった。インスタントコーヒーを牛乳に入れて、コーヒー牛乳にして飲んだらきっとおいしいのだろうな、と思いながら飲んだ。日本にいるときは、インスタントコーヒーで十分おいしいと思ったのに、まずく感じてしまうとは・・・・。日本に帰国するたびにお土産に持って帰っている「カフェ・イグアス」のインスタントコーヒーは、コーヒーにうるさい友人たちにも評判がよいので、やはり僕の味覚が変わったとみて間違いないだろう。 本当はたくさん作って、ポットにでも入れておいておくのが経済的だし、おいしく作れるのだろうが、飲みたくなったらそのたびに湯を沸かして、コップを温めて、大柄のカップ1杯分だけ作ってのんでいる。慣れるとさほど面倒くさく感じなくなった。ただ、仕事をしながらお湯を沸かすので、すっかり忘れてしまい、ヤカンを真っ黒にしてしまうことがしばしばあるのと、考え事をしながら作っていると、カップを温めることを忘れてしまうのが玉に傷ではあるが・・・。 ブラジルは産地だけあっていろんなメーカーがあるし、専門店にいけばコーヒー農場が直接販売する豆もある。一般的なスーパーでは、豆で売られていることはほとんどなく、すでに粉になったモノが真空パックや、袋詰めされて売られている。 豆を自分でひいたものを飲みたいと思い、豆挽きをかなり探したが中国製の自動はあるが、手動のものを僕には見つけることができなかった。一度、南ブラジルのグラマードという町で見つけたが、値段も高く、おもちゃのようなちゃちなモノだったのでやめた。 日本に行ったときに、買おうと思ったが、結構高く重い。見ているうちに注ぎ口がヒュイと白鳥の首のように曲線を描いたヤカン(なんていう名のだろう)も欲しくなった。どうせなら二つ一緒に欲しい。二つ合わせて10000円を越えるし、重いので、随分悩んだ末やめた。 僕の入れ方は超適当でドバドバ、チャチャであるが、それでも少しは豆による違いが解る。今の所お気に入りはmelittanoのregioes brasileiras mogina である。 いつか、本格的な入れ方で、自分で入れ、おいしいコーヒーをのんでみたいと思っている
 | コーヒーの積出港として一世を風靡したサントスには、コーヒー博物館があり、主なブラジルの産地のコーヒーが買える。 |
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