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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・2 ゲイパレード [全画像を表示]

6・2 ゲイパレード (2013/06/03)  雨がシト降る天候にもかかわらず、今年もゲイパレードに150万人がパウリスタ大通りに集まった。
 天候のせいもあり、出だしは意外に人手は少なかったが、雨が止んだ3時ごろから急激人手が増え始めた。ブラジル中、世界各国のゲイが集まっているそうで、そのノリは凄まじかった。
まったく見知らぬ男同士、女同士が、舌挿入のべろべろディープキッスをたっぷり3分はするのだから、見ていてもあまり気持ちの良いものではない。警戒にあたっていた警官も苦笑いしていた。100人とキスをすることを目標にしているという強者もおり、口のまわりを赤くしたたくさんの男達を見かけたのでもしかしたら達成したかもしれない。それほどあちらこちらでキスしまくりだった。最近、粘膜から感染する今まで以上に強力な淋病が世界中で広がっているそうだが、彼らは病気を怖くないのだろうか?
ビールやピンガなどのアルコールを片手に、マリファナの匂いが漂う中で、踊りまくり、ディープキスをしている人々は、もう道徳も、恥じらいもない世界だ。たまたま見かけたブログでブラジル人の喜びと自由を謳歌したパレードと書いていたが、ゲイの男達がトップレスで闊歩し、いたるところで男同士、女同士が抱き合ってキスをしている姿は、自由と喜びと言えば、その通りかもしれないが・・・・。僕は、むしろディープでドロリとしたブラジルの一面をみせられたような気がした。
トップレスのゲイ(見かけは女)が酔っ払いの男に絡まれ、怒って突き飛ばした。酔っ払いが怒って拳を振り上げた。ゲイ姉ちゃんは酔っ払いを迎え撃とうとファイティングポーズをとり待ち構えていたが、酔っ払いの方が恐れをなし逃げてしまった。元は男だし、力も強く身体も大きい。酔っ払いの小男などはとてもかなわない。
 ふと道路脇を見ると、行進を見物する一般の人々がずらりと並んで行進を見ていた。まるで自分達とは異なる人種いったような目で。ゲイ、レズ、酔っ払い、薬で飛んだ人々の、狂態に近い行進に紛れて歩いていると、未来的には人間は男女の性の壁を越えた中性の人間の世界がくるような気がした。

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