6・5 最近の飼い主 (2013/06/05)
散歩を終えて、建物に入ろうとしたところ、1匹の犬を連れたおばさんが、ちょうど出てきた。うちの犬たちは他の犬が大嫌いだから吠え始めた。おばさんの連れた犬もそうらしく、ワンワン吠える。その吠え方は決して「友達」、というものではなく、「なんだ、お前ら、やるか」的な攻撃的な吠え方である。おばさんが行かないと僕の方は建物に入ることができない。ところがおばさんは、止まって前に行こうとしない。どうやら、僕が立ち止まっているので、犬たちを仲良く会わせようとしていると思ったらしい。行こうとしないので、手で行ってくれと示してやっと行ってくれた。 攻撃的な自分の犬の性格ぐらい把握しておいてほしいし、吠え方を聞いて、犬たちがお互いに嫌っているくらい理解して欲しい。ブラジル人の中には、飼い主にもかかわらず犬の気持ちなどまったく解せない人が結構多い。単なる、可愛い、可愛い、だけで飼っている人が多いということであろう。人間に対してでさえ、自分が良ければ、他人が迷惑しても気にしない人が多いから、犬の気持ちなど関係ないのである。 だから、長期の休みになると、普段は可愛い可愛いで飼っていた犬邪魔物になってしまい、道に捨てて自分はさっさと旅行に行ってしまう人がいるらしい。道をふらふらと歩いていたプードルを保護した獣医が嘆いていた。 しかし、こういう人間はブラジル人だけでなく、今の日本にも結構いそうな感じがしないでもない
 | 去年、息子に買ったブラジリアン・テリアのさくらもすっかり大きくなった。今では、息子にとって大切な友である。彼女によって息子は随分癒されていると思う |
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