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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・15 アズミの手術 [全画像を表示]

6・15 アズミの手術 (2013/06/16)  今日は、コンフィデラソン・カップが今日から開催で、ブラジルx日本の試合があった。アニャガバウーの大画面には2万5千人が集まり観戦したそうだ。本当はいきたかったが、僕のようなフリーの人間には、一番前にある取材用のスペースに入るのはなかなか許可がおりないのであきらめた。それに、アズミの手術が今日だったのだ。
 今日は、朝からバタバタしっぱなしであった。アズミのお腹にできたしこりが、2センチほどになり、さらにどんどん固く大きくなりそうだったので慌てて手術に踏み切ったのだ。雄犬ニンジャを別宅に届け、約束の時間にアズミを病院に連れていく。
 獣医にアズミを診せ、これだったら大丈夫でしょ、ということになりアズミの手術が決まった。本当は精密な検査をし、アズミの体が手術に耐えられるか診た上で手術をしてもらうらしいのだが、ブラジルの場合、そのような検査を受けていたらびっくりするようなお金がかかる。残念ながら、僕にはお金の余裕がないので、検査を省略してもらい、だいたいの医者のみたててで手術をしてもらうことにした。毎日朝の散歩を2年以上続けているので、アズミの健康には自信があった。
 アズミを迎えにいくと、手術は無事終わっていた。
「できものはきれいだったので、おそらく癌ではないでしょ。きっちり検査しないと解りませんが・・・」僕の心配そうな顔を見て獣医が言った。もう十年来の知り合いの、台湾系ブラジル人の獣医がニコニコして言ったので、手術は簡単なもので成功したのだろうと理解した。とにかくひと安心である。
 薬代、手術代で2万円がふっとんでしまった。日本に比べると安いものかもしれないが、ぼくにとっては痛い出費であった。それでも、アズミが健康にいてくれることは、僕の喜びでもあるから無事手術が終えて本当によかった。不思議なもので、日常生活に生じる気持ちのわだかまりまで消えてしまったようで、僕自身もすっきりした。

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手術前
 
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手術後


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