6・20デモの拡大 (2013/06/20)
朝のニュースを見ていると、すでにデモ行進が近郊の町で始まっていた。一般市民が中心のデモでようである。ついに学生や若者たちのウネリが一般市民にも届いた感じがする。 昨日のデモで学生たちのプラカードやシュプレヒコールを見たり聞いてブラジル最大のテレビ局、テレビ・グローボがいかに情報操作をしているかがわかった。そういうこともあり今朝は、4局のテレビニュースを流し見している。以前から、ブラジル人の友人には同じようなことを言われていたのだが、ついついイメー画像がきれいで、お金をかけた番組が多い、この局ばかりを見ていたのだ。政治家や資本家と一緒になって情報操作をしまくっているらしい。 夕方セントロを歩くと、いつもの活気がなく町が沈んでいる。人通りも少ない。昨夜、略奪があった通りでは、シャッターの修理や割られたガラスを入れていた。町が荒れているそんな印象が強かった。こうした略奪はデモにかこつけたもので、グループで銀行や商店を襲ってテレビや宝石、洗濯機まで盗む輩がいて問題になっている。 家に帰ってニュースを見ると、3.2レアルのバス料金が3レアルに下げられたというニュースが流れた。23の地方都市でも同様に下げられているらしい。ハダジ、サンパウロ市長が値下げをしないと言っているのを覆したのだから、実質的には市民たちの勝利である。 しかし、市民たちの要求はバス料金の値下げから、2014年サッカー・ワールドカップ開催に向けた公金の無駄遣いや政界の汚職、警察の暴力、教育、保健の充実など、多くの日常的な不満に移っており、収まる様子はない。今後どうなるのか予想できない状態である。ただ、今後より具体的なスルーガンが必要に思う。そうなるとW杯開催反対に動いていくような気がする。 この国の一番の問題は政治家資本家の汚職贈賄である。W杯無くすことはできないだろうが、今回をきっかけにして少しでもよくなって欲しい
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