6・27 会話のない生活 (2013/06/28)
最近、ずっと家にこもっりぱなしで書きモノをしている。 電話でもかかってこない限り、1日だれとも話さないこともしばしばである。そうなると、ポルトガル語はめちゃくちゃになるし、日本語もなんかおかしくなる。さすがに、日本語までおかしくなるのには驚いた。文法がおかしくなり、自分が思ったように言葉がでないのだ。 アフガニスタンに取り残されたロシア兵が数十年ぶりに発見され、その兵士は一切ロシア語を忘れて話せなかったという記事を以前読んで、母国語を忘れるなんてそんなことはないだろうと、思っていたが、最近の自分を見ていてありえるかな、という気にもなってきた。 日本語の読み書きは、毎日いやというほどやっているわけだから、話すのがおかしいというのは妙な気もする。もしかしたら、話すのと読み書きでは脳の使う部分が違うのかもしれない。 大都市サンパウロのど真ん中に住みながらこんな生活を送っている自分に不思議な気もするが、海外のそれも大都市だからできるのかな、と言う気がしないでもない。村上春樹は、海外に住んで今まで何冊も小説を書きあげているが、その気持ちが少し解るような気がする。
|