8・3 ニンジャの老い (2013/08/04)
2週間いない間に、愛犬ニンジャの足腰はすっかり弱ってしまった。 散歩中のニンジャの歩く速度が随分遅くなったなと思っていたが、今日は、途中、小さな段でさえやっと上がるほどなり、後半はずっと抱いてきた。いくら小さいとはいえ、3,4キロあるので僕もすっかり疲れてしまった。 ニンジャの顔を見ると、大分白い毛が増え、爺くさい顔になってしまっている。そろそろ10歳を迎えようとする年齢ではあるが、同じ年のアズミは、さっさと軽快に歩くのだから老け込むには少し早いとは思うが・・・。 ニンジャのトボトボ歩く姿をみていると、自分も年がたてば、こんなになるのだろうな、と思うとすっかりさびしい気分になってしまった。そう思うと、ますますニンジャに優しくしないわけにはいかず、何度か重くなって歩かそうと思ったが、我慢してアパートまで抱いて運んだ。アパートに着くとニンジャは意外に元気に歩き回っているので安心した。おそらく、長時間の速足や駆けるのができなくなっているのであろう。 歳をとって身体の自由が利かなくなるのはニンジャも辛いだろうが、見ている方も辛い。初代ニンジャが老衰で死ぬのを見て辛かっただけに、2代目ニンジャとアズミが老いの時期に入ったのを知り、また同じ悲しみを味わうのかと思うとぞっとするが、最後まで世話をするのが僕の使命だと思っている。僕自身もう「老い」に片足を突っ込んでいるわけであるから、犬、人とも仲良くいたわりながら歳を積み重ねていきたいと思っている。
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