3.6 貧すれば鈍する (2013/08/07)
お世話になっている方に、ある人の話を聞いた。その人は、家族を支えるために、頑張りすぎて、道を外れるようなことを何度かしてしまったらしい。 「もう、仕事を回すことはできないね。残念だけど。でも、たくさんの子供を抱え仕方なかったのかもしれない・・・。まったく貧すれば鈍する、だよ」 その話を聞いて、つい、「やっぱり、どんな状態でも道に反するようなことはしちゃいけないですよね。そんなことをすると結局は仕事をなくしてしまう」と余計なことを言ってしまった。 そう言って、ハッタっと思った。もし自分が、どうしようもない、ぎりぎりの状態になったらどうするだろう。道から外れず、人に迷惑をかけず、悲しませず、ぐっと我慢し続けることができるだろうか? 自分だけならいざしらず、家族が苦しんでいるのを見続けることができるだろうか? 誰に何を言われようと、他人に迷惑をかけながらも、何とか這い上がろうとするんじゃないだろうか? 「そんなことは多分しないだろう」と、あいまいにしか言えない、はっきりと断言しきれない自分があることに気づいた。やっぱり、僕自身も貧すれば鈍する、という可能性は大である。 そうならないためにも、今あらん限りの手をつくすしかない。金は天下の回りものというから、頑張ってやっていれば、いつかはお金が回ってくるだろう、そう思っている。
やっぱりブラジルにきて随分楽観的になってきたような気がする。悲観的になるよりは楽観的な方がいいとは思うが・・・。
 | 最近きれい朝焼けが見られるようになった。 なんとなく、空気が春めいてきたような気がする |
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