久しぶりに外食でブラジル食を食べた。牛かつにトロケルチーズを乗せ、軽くトマトソースで軽く煮た料理だ。こういう脂ギタギタ系の料理をたまに食べたくなる。 　ブログ用に写真を撮ろうとしたら、カードが入っていないことに気が付いた。こういうときにはつくづく、携帯で撮るのが良いと思う。先日会った日本の友人は、話しながら、まるで流れるように、毎日のごはんを食べるかのように、手慣れた感じで料理を撮り、ＦＢにその場でアップしていた。あまりに手際がよく、一緒にいた僕もまったくストレスに感じなかった。 　2人で1人前を頼んだが、それで十分だった。久しぶりに食べたブラジル食は、一口目はおいしかったが、食べ進むにつれ、脂っぽくなり、しょっぱさがきつくなってきた。やっと食べ終え、もう、いいや、という感じであった。もし、僕が2日に1回、同じような内容のものを食べれば、イチコロだなと思えるようなしょっぱさと脂であった。 「ほとんどのブラジル人は毎日、これくらいしょっぱさの、脂っぽいものを食べているんですよ。周りをみてください。皆ふとっているでしょ」 　確かに、友人の言うように、周囲の人々は皆太っている。おそらく店の中で僕らが一番やせているだろう。最近は野菜サラダと魚を中心に、減塩で食べているので余計しょっぱく感じたのかもしれない。自分でもつくづく健康的な生活をしている、と思ってしまった。 　健康な生活をすることが、最近自分の趣味のようにさえ感じるようになってきた。自分のしたいことをいつも良好な体調で行いたいという気持ちから、普段気を付けているのだが、健康になりすぎて長生きしすぎるのも辛いな、と思う。ぽっくりと、早々に逝くのが一番良いと自分では常々思っている。

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