8・20 犬も歩けば (2013/08/20)
犬も歩けば棒にあたる、というが、毎日、朝晩、セントロを歩けば、何かにあたる。 訳名、御茶ノ水橋を渡り終えようとしたとき、軽ボックスカーが10数台止まってなんか騒がしい。車にはホットドッグの宣伝や、ハダジ市長、反対! などと書かれた紙が貼られている。その中の1枚を見ると、ホトドッグ無料の紙も。どうやら、ハダジ市長が、ホットドッグなどの路上販売を禁止したために、その反対運動をしているらしい。 並んでいる車はどれも、かなり使いふるしており、彼らの生活が決して楽ではないことを物語っている。運動をしている人々は30人ほどで少ないが、妙な迫力が感じられる。彼らにとって死活問題なので力が入っているのだ。こうした運動には誰か彼かいるカメラマンもおらず、僕が写真を撮り始めると、非常に強力的で、もっと撮ってくれという。一人のカメラマンもいなかったということは、たぶん、マスコミへ根回しがうまくいってなかったのか? あるいは、無視されたのか? 小さな運動ではあるが、市長の横暴な突然(おそらく)の禁止命令反対運動こそ、マスコミで取り上げるべきだと思うが・・・・。 さらに、セ広場に行くと、路上生活者が作った、写真と絵のコラージュや絵が広場中央に展示されていた。路上生活者のシンボルともいえる、超安物の毛布(寒い冬には彼らは、この毛布を羽織って歩いている。彼らにとって冬の必需品)をうまく使いなんとも味がある。作品に場所がうまくマッチし、少なからずの感動を受けた。どうやら市民団体が彼らのサポートをしているらしい。今度いろいろと話を聞いてこようと思っている。 セントロを撮影しながら毎日歩いていると、危ない目にもしばしば遭うが、驚くような発見や出会いもしばしばある。セントロ歩きはやめられない。
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