9・1 どこに置いたか? (2013/09/01)
そう言えば、あのクレジットカードはどこに置いただろう? 急にカードが必要になり探しに探すが、なかなか見つからない。 長期旅行に出るときは、最悪、泥棒に入られても盗まれないように、重要なものは、隠して出る癖がついてしまった。1月前の長期旅行の前に隠したカードをどこに置いたか忘れてしまったのだ。前回はカメラや重要なイメージが入ったHDなど隠すものが多く、ついついいつもの場所以外にも隠してしまって解らなくしまったのだ。 僕が心配性なせいもあるが、実際、旅行中に泥棒が入ったという話はよくきく。外からの押し込み強盗も怖いが、中の住人も決して信用できないのがブラジルである。だから長期の旅行にでるときは、旅にでることは言わないように心がけている人が多い。鍵をしているから大丈夫なんじゃないの? と思う人がいるかもしれないが、人がいないと知るとそのまま蹴り壊したり、こじ開けて入ったりする。だから、アパートでも犬は番犬となるのである。 ここ数年はないが、僕の住むアパートの建物内でも盗難事件が頻発したことがあった。老人や独り者、お金持ちのアパートが狙われた。各エレベーターには防犯カメラが取り付けられているが、階段にはないので、犯人は階段を使って逃亡していたらしい。大きな建物だし、人の移動はしょっちゅうである。ほぼセントロという場所柄もあり、ゲイ、娼婦、麻薬の売人なども住んでいるらしいから、盗人がいてもまったく不思議はない。建物の責任者が懸命に探したようであるが、果たして証拠をつかんで捕まえたかどうか? 捕まえたという話は聞かないから、おそらく泥棒は捕まる前に引っ越していったのではないだろうか。 リベルダーデのアパートでは、中国人の住人が強盗に狙い撃ちされているらしい。中国人は銀行預金をしないでタンス預金をする習慣があるので狙われているらしい。ブラジル人の強盗は中国人の住むアパートのリストを持って中国人のアパートしか襲わないらしい。中国人が手引きしてやらしているのだろうというもっぱらの噂である。 このように、アパートだと言っても必ずしも安全とは言えない状態であるから、心配性の僕は、長期旅行の前に、カメラやHD、カードをついつい分散させて隠してしまう。最近は、隠した場所をしばしば忘れてしまい探し回らなければならないこともしばしばで、そのたびにうんざりしてしまう。
 | セントロのサンジョン大通りに沿って立ち並ぶアパート。奥の白いビルは銀行のビル |
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