9・14 コーヒー (2013/09/13)
久々にポン・デ・アスーカに行った。このスーパーマーケットは、サンパウロの中でもちょい高級品を置いている店で、ワインを購入するときにしばしば利用していた。今日覗いたのは、今飲んでいるコーヒーがそろそろ切れかかっているので、変わったコーヒーがないか見たかったからだ。 コーヒーを探すついでにいろんな食品を見ていると、オルガニック製品が増えていて驚いた。スパゲティ、お米、ビスケット、スナック、野菜・・・・、ほとんどなんでもある。ここはオルガニックのお店と思えるほどの品ぞろえである。それだけブラジル人も食に対して安全志向になっているのだろう。どれも僕には高く、ちょっと買う気にはならないが・・・。最近はブラジルのオルガニック製品が海外に輸出されているという話も聞く。ただ、ブラジルも中国同様、金儲けにはしる面があるので、オルガニックだと言ってもどこまで信用できるのかちょっと解らない部分もある。 コーヒー売り場に行くと、さすがポン・デ・アスーカだけあり、他の店では見ないコーヒーがいろいろある。オルガニックのコーヒーが何種かあるのには驚いた。250グラムの入りのもので12レアル(600円)ほどである。一般庶民が飲むものは250グラムで4レアルほどであるから3倍から4倍の高さである。とは言っても外でエスプレッソのコーヒーを1杯飲めば3レアルはするから、わずか4杯分で30杯以上飲める。おいしくて(おそらく)安全なコーヒーが飲めるわけであるから、安いモノである。しかし、さすがに10レアル以上のものは買う気にならないから今日は洒落た箱に入ったサンタルシア9レアルを買ってみた。これは、オルガニック製品ではないから、普通栽培のコーヒーとしては高い部類に入る。僕が今までスーパーマーケットで買った250グラムのコーヒーとしては一番高い。ワイン同様、コーヒーがどんどん高くなっていることは少々気にかかるが、ワインと異なりスーパーマーケットで買えるコーヒーの値段はどんなに高くても20レアル(250グラム)もしないから安心である。 ちなみに毎週飲んでいたワインは、買うものがどんどん高くなり、一時期1本50レアルちかくのものを買っていた。しかし、最近、生活が厳しくなり、すっかりワインを飲まなくなってしまった。一度、おいしいワインの味を知ってしまうと、どうせ飲むならおいしいものを飲みたい! なんて贅沢なことを思うものだから結局買う気にならない。とは言っても、僕の飲んでいるものなぞ日本でいうと1000円ワインに毛が生えたクラスの物だから、日本の人たちがおいしいと言って飲んでいるワインは、随分おいしいものだろう、と想像してしまう。ブラジルで僕が買うクラスのワインは5レアル高くなるだけで随分味が変わる傾向があるので、やっぱり飲むなら少しでも高いものを飲みたくなってしまう。 今まで試した庶民コーヒーは確かに値段によって味の違いはあるが、同じような値段でもメーカーによって不味い、美味いが随分あると思う。今まで飲んで最高に不味かったのはカボクロ。これは、苦いだけで炭汁を飲んでいるような感じであった。 コーヒーの場合淹れ方によっても随分味が異なると思う。今度こそ、日本に行ったときに豆ひきとコーヒー淹れ専用ポットを買ってきたい。
 | 言い方がおかしいが、飲み口さわやかなコーヒー、サンタルシア。飲んだ後、嫌味な苦みが残らない。 |
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