9・26 散歩の難しさ (2013/09/26)
うっ、寒い。思わず、風の寒さに首をすくめた。 今朝は、5時40分にアパートを出て犬の散歩を始めた。かなり風は強いし、そのうえ冷たい。リードを持つ手がかじかみそうである。そんな寒さにニンジャの足も鈍い。引っ張って、歩くスピ-ドを速めないといけないほどである。それでも、ほぼ中ほどを過ぎたあたりから、やっと体が温まったのか、少しずつスピードがあがってきた。 これほど早い時間だと、犬を連れて散歩する人も少なく気持ちがいい。この辺を散歩する日系人のおばさんは、茶色いプードルにリードをつけずに散歩するものだから、うっとうしくてしょうがない。今日はそのおばさんもいないしこのまま気持ちよくリベルダーデを過ぎるかと思いながらアベニーダ・リベルダーデに入った所で、白いマルチーズを連れた日系人の老人に出くわした。ちゃんとリードを付けているし何も問題はないのだが、犬がうるさくキャンキャン吠え、アズミは「何よ。あんた!」という感じで見ている。すれ違うときにアズミがうるさく吠えるのも嫌だったので、歩道から車道に逃げた。しかし、こともあろうに、ジジイは誤ってリードを手放してしまった。その瞬間、毛玉が転がるように、マルチーズがアズミに向かって走ってきた。 一瞬、もっていた新聞の入ったビニール袋で叩こうかと思ったが、それは止め手で2匹を分けた。その時、キャインとマルチーズの悲鳴が上がったのでアズミが噛んだようだ。ジジイはおろおろしながら「もどってこい、もどってこい」と妙に優しい声で犬を呼びながら走り寄ってきた。「ちゃんと気を付けることができないのな犬と散歩するな!」と思わず文句をいいそうになったが、アズミが噛まれたわけでもないのでぐっと我慢してアズミをひっぱる。うしろで、マルチーズが悔しそうにキャンキャンずっとないた。 そういえば、同じ建物にすむレズがプードルを飼っていて、この犬ともアズミは喧嘩になった。レズはアズミが噛んだ、と言って文句をつけてきたが、僕は取り合わなかった。この女が何故レズだと知っているかというと、女といちゃついているのを通りで何度かみたからだ。この女は短髪、まったく丸みのない貧弱な身体つきからして男役だろう。それからというもの、この女は、僕と犬たちを見ると、睨みつけブツブツと聞こえないような小さな声で罵るようになった。あの汚いみすぼらしいプードルとレズは最近みないが、引っ越したのだろうか? こういう手合いがいなくなるとせいせいする。
 | 家ではおとなしいアズミも外では、他の犬を見ると吠えかかる。完全な外弁慶 |
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