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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/10/26)
9・26解っているのだけどやめられない。サンパウロのセントロ歩き [画像を表示]

9・26解っているのだけどやめられない。サンパウロのセントロ歩き (2013/09/27) 「ここで写真なんか撮っていると危ないよ!」
夕の薄暗くなったアニャンガバウー広場の喧騒を撮っていたときのことであった。
まったく知らないモレーノ(混血)のおじさんが通りすがり忠告してくれた。
この辺りは危ないことは知っていた。テレビのニュースでもしょっちゅう、強盗が襲っているシーンが放映されていた。この広場、逃げるルートが多く強盗としては盗みをした後逃げやすい。僕も一度、土曜日の昼間に危うく襲われそうになったことがあった。
「この辺は、ヤクの売人も多いし、危ない奴ら多いから気をつけなよ」
そう言い残しておじさんはそそくさと立ち去った。
 ちょうどその夜のニュースで、うちからもさほど遠くないリオ・ブランコ大通りで強盗が多発しているとのニュースが映像とともに流されていた。普通、男性の大人は、強盗側も反撃を恐れて襲わないものだが、ここでは4,5人の強盗がナイフなどで脅し暴力的に襲いかかっていた。この辺は麻薬常習者のたまり場に近く危ないことは知っていたが、これほどまでとは思いもよらなかった。ちょうど、この辺にも足を伸ばして撮影をしようと考えていただけに驚いた。非力な僕なぞは囲まれたらどうしようもないだろう。でも、カメラはどんなことになっても離すつもりはまったくないから、襲われたら大変なことになる。この辺には近寄らない方がよさそうだ。
 毎日、撮影をしながらセントロを1日数度歩いているが、今まで一度も襲われたことがなかった。撮影中に、「危ないから気をつけろ」と注意されたことも何度もある。セントロはサンパウロでも危険地区に属し、中流以上の人はまず足を運ばない。以前、日本から派遣された日本語学校の先生がセントロ地区をセ広場からレプブリカ広場までを歩いていて2回強盗に襲われたと言って嘆いていた。
こんなところで高いカメラを使って撮影をすること自体が間違っているのかもしれない。それでも、どうしても写真を撮りたいからやっぱり止められない。もっとも自分なりには気を付けている。体調が悪いときは注意が散漫になるのでいかないし、訳もなく行きたくなかったり、嫌な予感がしたら、よっぽどのことがない限りは出かけない。体格もなく非力な僕には、身を守る手段は感がだけが頼りだから。
自分ではそれなりに気を付けていたつもりであるが、たまたま運が良かっただけで、実は危険と紙一重のところをヒョロヒョロと歩いていたのかもしれない。そう思うとぞっとする

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せっかく写真を撮っても、思うように撮れていなかったらがっかりしてしまう。その悪い見本。


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