10・8 地の利 (2013/10/08)
7時ごろに、ヘリコプターの飛ぶバタバタバタ・・・という騒音がするので、またデモが,うちの前の州会議場にやってきたのかと思い、窓から見下ろすが、その気配は一向にない。道路も封鎖されていないし、いたって平穏である。テレビを付け、チャンネルを変えてみるが、どこも生中継はされていない。 何か事件がおきたのだろうか? そう思いながらテレビを見ていると、リオで教師を中心としたデモがどんどんエスカレートし、銀行を打ち壊したり、バスに火を放ったり、過激な運動の様子が流れはじめた。しばらくしてサンパウロの様子も流れ始めた。リオに同調し、うちから近くのレプブリカ広場でデモが行われていてゴミに火がつけられたらしい。道理でヘリコプターがうるさく飛び回っているわけである。一瞬行こうか、と思ったが、ゴム弾やガス弾を機動隊が使用しているようなので止めた。せめてヘルメットとガスマスクがないと、とても撮影なんか危なっかしくてできないことを、前回デモの写真を撮りに行って痛感したからだ。 しかし、テレビで様子が放映されたときには、機動隊とデモ隊の交戦はほぼ治まっていたので、危険はほとんどなくなっているようだった。行けば良かったかもしれない。火はまだ燃え続けていたので、少しは面白い写真が撮れたかもしれない。 すぐカメラを持って走れるよう用意しておくべきだ、と反省。せっかく、セントロからすぐ傍に住んでいるのだから、地の利を生かさなくては!
 | 黒い服に黒い布で覆ったブラックボックスが出没すると、デモが過激になる。どんどんデモが過激になり、最近、デモをするときに顔を隠すことは禁じられた? ようだ |
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