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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/20)
10・30 中国人? 韓国人? [画像を表示]

10・30 中国人? 韓国人? (2013/10/30) 映画祭に参加している、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見にいく。上映は9時半からだが、人気があるのでチケットはあらかじめ早い目に購入した方が良いと、友人に忠告されていたのでフレイカネッカ通りの上映館に向けて5時に家をでた。
チケット売り場に行くと、列もできてないのでこれは良い、と思って窓口に行って、「風立ちぬ」をください、というと、売り場のおばさんはニッコリ笑って「もううりきれちゃったの」という。ええええっ、そんな! ブラジルでもジブリ映画は人気があることは知っていたが、これほどとは。
がっかりして、再びアパートに引き返す。途中、せっかく来たのだから、と思い、以前よく行っていたパステル屋に向かう。フェイラでは3.5レアルするパステルも、ここでは未だに一番安いもので2.5レアル。おっ、安いじゃん!、と思いつつ、3.5レアルのカルネ・コン・ケージョ(肉入りチーズ)を頼む。
パステルなんて食べるなんて何か月ぶりだろう。そう思いながら揚げるのを見ていると、
「中国人? 韓国人?」とおばさんが聞いてきた。むむむ、なんで日本人はないのだ、と少しむっとしながら「両方とも違うよ」と言うと、おばさんはキョトンとした顔で見ている。「東洋人に聞くときは、中国人? 韓国人? 日本人? と名前をあげて聞かずに、どこの人ですか? と聞いた方がいいよ。3か国の人はお互いに間違えられることを嫌がるからね」と忠告してあげる。
「知らなかったわ。でも、どうして?」
「戦争が原因でいろいろ問題があるから」
 しかし彼女はどうして日本人だけ外して尋ねたのだろう・・・。一瞬、聞こうかと思ったが、またむっとすることを言われるといやだから辞めた。彼女には別に悪気もなさそうだし・・・。
 揚がったパステルは、中の具が以前に比べ随分減ってしまい、ちょっとがっかりしてしまった。値段が他より幾分安いからこんなものだろう。やっぱりブラジルでは安いとろくなことがないことが多い。少々の値段の差なら適正価格のものを選んだ方が良いのだ。軽い後悔を感じながら、ありがとう、と言うと、おばさんはニッコリした。その笑顔はおばさんに似合わぬあどけない軽い笑顔だったので、パステルの後悔を吹き飛ばしてくれた。

DSC01129.JPG
写真では具だくさんに見えるが実際はスカスカ。


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