11・10 守衛 (2013/11/09)
最近、アパートの建物のの入り口に、黒いジャンバーに黒いズボンを履いた男が2人いつも立っているので誰だろうと思っていた。 建物の噂を何でも知っている話好きのおばさんとエレベーターで乗り合わせたので聞いてみた。 「最近襲われる人が多いんで、守衛を頼んだのよ。建物の管理費が40レアル(約1700円)上がっていたでしょ。みてないの?」そんなことも知らないの、と言った顔で言われた。そうか、守衛だったのか! それにしても黒の野球帽がいまいちダサい。それに立っている守衛はどう見ても普通のおじさんである。もし、アパートに住む人間が建物の近くで襲われそうになったら本当に助けてくれるのであろうか? 「それにね。建物の軒下で寝ている路上生活者を皆どかしてくれるの」と、おばさんの言葉が続く。そういえば、最近、建物の軒下で寝ている路上生活者がいなくなったので変だなと思っていた。 僕が見るときはいつも二人の守衛はたいくつそうに話しているだけで、目を光らせて注意しているという感じは全くない。まさか守衛だとは思わなかった。しかし、路上生活者を排除したというのは、少しは仕事をしているということだ。 「24時間いてくれることになっているの。とりあえず、1っか月お試し期間で、様子を見て今後どうするか決めるらしいわ」 さすが、物知りおばさん! アパートのことはなんでもよく知っている。 「じゃあ~ネ」もう少し、アパートのことに関心をもたなきゃだめよ的な目で僕をチラっ見てエレーベータを出て行った。 それにしても、この辺が危なくなってきたことは全然しらなかった。一緒に飲み歩く友人たちも皆日本に帰国してしまい、夜はほとんど出歩くことがなくなっていたせいもある。これから一人で夜出歩くことが増えそうなのでちょっと心配である。気を付けなくては!
 | 日が暮れるのもすっかり遅くなり、ビールを外で飲むのが気持ちのいい季節になってきた。いかんせん一人で飲むのはつまらないので飲むに出ることは全くなくなってきている。もっとも、無駄遣いをしないのはいいことであるが・・・。 |
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