11・17 中国人おばちゃんの逞しさ (2013/11/18)
フェイラ(青空市)でグァバを選んでいると、横にすっと中国人らしいおばさんが入ってきた。早速交渉を売り子の白人系の兄ちゃんと始めた。グァバの値段は1キロ3レアル(約130円)である。 「2キロ買うから5レアルにしてよ」その中国語訛りのポ語からやはり中国人だということが解った。 兄ちゃんはちょっと考えて「いいよ」と了承する。さすが中国人のおばちゃん、交渉上手である。もしかしたら関西のおばちゃんもこんな感じかもしれない。そう思いながら、おばちゃんを横目で見た。やっぱりちょっと日本人とも韓国人とも台湾人とも違った感じがする。髪型や着ている服がどことなくやぼったい。 メルカードなどでも中国人の交渉はしつこくしぶとい。以前にも書いたかもしれないが、値段を聞いて安くしてくれ、といい、ダメだと断られても、重さをはかるときにもう一度安くしてくれと言って、もう一度断られる。売り子が買わないのか? と聞くと中国人は買うという。そしてお金を払う段になって、もう一度安くしてくれと言って断られる。あきれて、売り子の兄ちゃんに、「中国人は皆こんな感じか?」と聞くと「そうだ」という。もう、びっくりするしかなかった。 グァバの重さを測ると3キロを越えていた。兄ちゃんはさらに2個おまけして「8レアル」というと、おばちゃんは「もっと安くしてよ」と粘る。兄ちゃんが、首を横に振りながら「3キロを越えているし、2個おまけしたでしょ」言うと、しぶしぶ了承し、お金を渡してグァバの入った袋を右手で受け取った。そして、兄ちゃんから死角になっている左手でグァバを1個つかみさっと袋に入れてしまった。 逞しいというかなんというか、あきれてしまった。本人はたかだか1個だからと思っているのだろうが、僕の目には「ずるい」としか映らない。安くしてもらっているのに、そのうえ盗みまでするなんて、ちょっとひどい。おそらく中国の市場に行くと売り手と買い手の凄まじい攻防が行われているのだろう。それが楽しみな人もいるだろうが、僕のか細い神経ではとても持ちそうにない。そう思うと考えただけでも中国には行きたくない。
 | 最近、うちのちかくでも中国人を見かけることが多くなってきた。あまり関わりたくないと思っているが、彼らも日本人には関わりたくないようだ |
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