11・19 もっとおおらかに (2013/11/19)
メルカードに行くために、歩道を歩いていると、トラックが歩道に頭を乗り上げ駐車していた。道幅は、1mほどに狭められ、なんとか二人がギリギリ通れるほどだった。僕が、その狭くなった箇所に、もうさしかかろうとしたちょうどその時、向かいから、白人系のおばさんが歩いてきた。明らかに僕の方が早くその狭くなった箇所に入ることが解っているのに、そのおばさんはまったく止まろうとしない。 昔だったら、おばさんが通り過ぎるのを待っていたと思う。しかし、そのまま進入して、お互いに身体を横にしてやっとすれ違った。こいうことは、別に通りだけでなく、メトロやバスの乗り降りでも同じである。ブラジル人の、まず90%は譲って先に人をいかそうとしない。メトロなどで、降りる人を待っていたら、後ろの人間に押される始末である。こういうことが度重なるうちに、乗り物の乗車は別にして、道では譲るということを、僕自身次第にしなくなってきた。おそらくブラジル人は譲って先に行かすのが礼儀だ、などと言うことは考えていないのだと思う。僕の場合は解っていて、それこそ妙な負けん気が働いて、譲らないのだからもっとタチが悪いことになる。 最近、もっと鷹揚に対処するべきだということが増えた。時に、ブラジル人の厚かましさにむっとしてやりかえしてしまうのだ。まったく人間のレベルが知れる。どんどんブラジル人悪習が身に付き始めているような気がする。 せっかく、ブラジルに住んでいるのだから、日本人の礼儀正しいところと、ブラジル人の大らかな所を身に着けたいと思っているのだが、なかなかそうはうまくいかない。偏狭なのだ。何事にもカリカリせずに、いつもゆったりした気持ちで生活していきたい。つくづくそう思う。
 | やっと初夏になったと思ったら、今朝はちょっと肌寒い |
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