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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/04/05)
11・24観察力 [画像を表示]

11・24観察力 (2013/11/25)   また寒くなってきた。家で仕事をしていると寒いので、綿入れを着なければならないほどだ。その上、雨が降るから、妙に気持ちも滅入ってしまう。考えてみれば、先週一杯は、ほぼ毎日、数時間ごとに雨が、降ったりやんだりしてほとんど外に出なかったような気がする。
 雨が降ると、カメラが濡れるので街歩きが少なくなる。そうすると、家にこもって本を読んだり、仕事をしたりすることになる。1日中家にいて誰とも会うことも話すことが、ひどい時には数日つづくこともある。そんな時、以前は深い孤独に急に襲われることがあったが、最近はそんなこともすっかりなくなってしまった。慣れとは恐ろしいものである。幼い頃、ロビンソンクルソーや15少年漂流記を読んで無人島に住むことを夢見ていたくらいだから、もともと孤独にある種の憧れはあったのだと思う。
 もっとも独りとは言っても、家には犬はいるし、カメもいるし、魚もいる。数日間、家から一歩もでずに独りでいても今は寂しいと思うことはなくなってしまった。そんな生活をしていると、動物たちの気持ちが手に取るようにわかるようになる。なんとなく犬の表情が読めるようになってくるのだ。息子が来ている時に、犬たちの欲することを、僕が言い当てたので、「どうしてそんなことが解るの?」と不思議そうな顔をしていた。
 別に不思議なことでもなんでもなく、単に観察力が鋭くなってきているだけである。毎日毎日、鳴きもしない魚やカメをじっと観察していると、体調の良しあしが解るようになるし、彼らの状態や、微妙な変化が解るようになってくる。いや、解るつもりになってくる。特に魚を長期間飼育するには、病気などの早期発見が重要である。いかに早く対処して、水を替えたり、薬を投与したりするかにかかっている。
 こうした細かな観察力は写真を撮るにあたっても非常に役立っていると僕は思っている。日本のあるカメラマンに、「人の表情を捉えるのが上手だね」と褒められたことがある。そう言われて非常にうれしかった。動物たちを飼育していて、養った観察力の賜物でと思っている

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せっかく初夏の気持ちの良い天気がつづいていたのに、ここ最近は梅雨のような雨ばかり


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