11・26ワールドカップどうなる? (2013/11/27)
ワールドカップ時の航空運賃やホテルなどの宿泊料金がちらほらと新聞やニュースで発表されている。 リオーサンパウロ間、航空運賃は通常料金の約10倍。その時は、なにも考えないでその記事を読み飛ばしていたが、その後見直したほどである。あまりの値上げに4社の航空会社は一斉に非難されたが、2社は10倍のまま据え置き、あとの2社は下げたものの、せいぜい30%ほど。それでも5倍は越えているわけであるから、安くなったとは言えない。 ホテルや、ユースホステルなどの宿泊施設も通常の5倍以上のようだ。あまりに言えば、あまりである。ここぞとばかりに金を取ろうとするブラジル人の強欲さを見ていると呆れるのを通り越して腹が立ってきた。ブラジルに長年住んでいる身として、まったく恥ずかしい。ただでさえ、ブラジルの物価は決して安くないのに、これほど高くなると、ブラジルを訪れる人々は激減するのではないだろうか? もちろん今は、ホテルにしても航空会社にしても外国資本が入っているので、ブラジル人がこの料金を設定したとは必ずしも言えないが・・・。 多くのスタジアムはいまだに完成せず、ましてや、主要都市からスタジアムまでの交通機関はほとんど整っていない。チケットにしても、いろいろと面倒くさい規約をもうけているようなので、現場で確実に問題が起こりそうだし、ワールドカップがちかづくにつれ物価が徐々にあがり、治安も悪くなってきた。そのうえ、この時期を狙って、大規模なデモや警官のストが行われる、というような噂もある。いったいどうなるのだろう、ワールドカップ。 ヨーロッパにいる友人によると、世界の人々の動きには、「もう、ブラジルに行くのは皆でやめよう」なんていうような動きもあるらしい。多くのブラジル人は金の稼ぎ時だと思い、いろいろ投資をしているようだが、もしかしたら、とらぬ狸の皮算用、大失敗に終わる可能性も高い。
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